金沢職人大学校とは

10年程度の職人経験者に高度な伝統的建築技術を教える全国唯一の研修施設。

研修期間は3年間、受講料は無料。
現在では金沢市内に留まらず県外からも意欲ある職人が集まっている。

本科

  • 9科から構成(石工・瓦・左官・造園・大工・畳・建具・板金・表具) 
  • 各科ごとに実習により伝統的建築技術を学ぶ
  • 修了者には金沢市認定「金沢匠の技能士」称号授与

修復専攻科

  • 重要文化財建造物の修理手法を基本の型とし、地元の歴史的建造物を教材とした実地研修を通して修復の実務を学ぶ。
  • 修了者には金沢市認定「歴史的建造物修復士」称号授与

沿革

1996年(平成8年)

社団法人「金沢職人大学校」設立 

実習棟完成 

金沢職人大学校開校式(本科1期生入学)

1997年(平成9年)

第1回市民公開講座開催

1998年(平成10年)

教材倉庫土蔵完成

1999年(平成11年)

長町研修塾、茶室「匠心庵」開設 

実習棟の増築完成 

本科第1期生修了式

本科2期・修復専攻科第1期生入学式

2000年(平成12年)

職人さんの道具収集事業発足 

職人さんの謡曲教室発足

2001年(平成13年)

第18回全国都市緑化いしかわフェアにて日本庭園を作庭し、あずまやと中門を復原出展 

第1回「木の建築フォーラム/金沢」共催

2002年(平成14年)

重文「旧中筋家住宅」の手縫い畳床に対して修復技術指導 

子どもマイスタースクール開講 

鏝絵の調査・復原を開始 

本科第2期・修復専攻科第1期生修了式

本科第3期・修復専攻科第2期生入学式

歴史的建造物修復研究会発足(規矩術の会「持田塾」他)

2003年(平成15年)

東山(旧観音町)の旧涌波家で修復現場の市民公開

2004年(平成16年)

東山(旧観音町)の旧涌波家修復工事完了 

職人さんの謡曲教室特別講義/宝生流19世宗家宝生英照

2005年(平成17年)

旧涌波家住宅主屋が金沢市指定文化財指定(現ひがし茶屋街休憩館)

本科第3期・修復専攻科第2期生修了式

本科第4期・修復専攻科第3期生入学式

2006年(平成18年)

職人さんのお茶教室発足

2008年(平成20年)

本科第4期・修復専攻科第3期生修了式
本科第5期・修復専攻科第4期生入学式

2009年(平成21年)

金沢市が「歴史都市」(金沢市歴史的風致維持向上計画)の国認定第1号となる

2011年(平成23年)

第2実習棟完成

本科第5期・修復専攻科第4期生修了式
本科第6期・修復専攻科第5期生入学式

2012年(平成24年)

公益社団法人 登記​​​​​​​​​​​​​​​

2014年(平成26年)

本科第6期・修復専攻科第5期生修了式

本科第7期・修復専攻科第6期生入学式

2024年(令和6年)

「金沢職人アーカイブ」ホームページ公開